【F1】ライフL190 ライフW12エンジン -思い出のF1 vol.01 -
こんにちは。今回は「思い出のF1」ということで、旧ブログで気に入っていたカテゴリ、記事を復刻させたものになります。
とはいえ、元記事を執筆したのが約13年前の2006年12月なので、いま改めて読み返してみるとかなり面白くない。
しかも内容に多々誤りがあるという有り様。
そこで、当ブログでは少しリライトして旧ブログ記事を訂正、復刻させていこうと考えてます。
まあまあ、所詮同一人物が執筆しているので大して上手く書けるわけないのですがw
それでは早速いきましょう。
ライフL190
伝説…それとも「幻」と表現した方がいいのだろうか?
F1を見始めたばかりの頃、とても気になっていたこのマシン。当時のF1雑誌に「予備予選落ち」の記録だけが残され続けていた、このマシン。
1周のラップタイムが数分にも及ぶことがあるこの…このマシン。
その名は…
ライフL190
雑誌で見たその風貌はイタリアンレッド。まさに「フェラーリ」だ。
そして搭載エンジン、これが更に凄い。
12気筒の常識を覆す「4気筒3列配置」のライフW12エンジン。
VじゃなくてW、Wです。今でいう草ってヤツ。
資料によると「コンパクトなのに重い」という矛盾に加え、シリンダー列のバンク角が異なる影響で、シリンダー間の連動が不可能に近いキワモノだったそうです。
ライフF35 W12
- 60°W型12気筒
- 排気量 3493cc
- 最高回転 12,500rpm
こんな「芸術作品」がまともに走れるわけもなく、コース1周するのもやっと。
必然的にシーズン途中で先ずエンジンだけ撤退し、「W12エンジンの優位性を示す」 という本来の目的を失ったチーム自体も、W12の後を追うように消滅しました。
【参考記録】
1990年シーズン
※記録は全て1周のタイムです(汗)
1990 Canadian Grand Prix - Pre-qualifying - Amateur Video (Feat. Life F190)
追記:
YouTubeで1990年の貴重な動画みつけました。
まだライフW12、スバル水平対抗エンジンともに健在で、両チームの映像もしっかり確認出来ます。見所はライフのチームスタッフがジーパン姿でマシンに馬乗りしている場面(3:45あたり)。ほのぼのというか、適当というか、凄い時代だったということがよく分かるシーンです。また、コローニのマシンには「SUBARU」の文字がしっかり確認出来ます。最高です。
<復刻版>F1 (エフワン) 速報 1990 総集編 (F1速報)
- 旧ブログ記事(2006.12.17)より編集 -