F1山田さん

詳しくないけどF1好き。キミ・ライコネン、角田裕毅を応援。そのほか雑記もいろいろ書いてるブログです。

最悪?今年のフェラーリを過去30年間と比較してみた

こんにちは。今回の記事は昨夜公開予定だったのですが、ホンダF1撤退のショックで最終編集に手がつかず遅れてしまいました。

ホンダF1撤退については、また改めて、落ち着いた精神状態の下できちんと書きたいと思います。

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さて今回のテーマです。ここまで大苦戦を強いられている今年のフェラーリですが、どれほど厳しい状況なのか?私がF1観戦してきた過去30年間と比較して検証してみました。

目次

フェラーリ過去30年の戦績

まずは1990年から、過去30年間のフェラーリ戦績を簡潔に振り返ります。

この間、ポイント制度が大幅に変更されている関係上、この項では獲得ポイントについては割愛してます。

それではいきましょう。

 

1990年

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1991年

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1992年

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1993年

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1994年

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1995年

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1996年

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1997年

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1998年

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1999年

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2000年

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2001年

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2002年

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2003年

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2004年

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2005年

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2006年

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2007年

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2008年

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2009年

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2010年

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2011年

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2012年

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2013年

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2014年

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2015年

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2016年

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2017年

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2018年

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2019年

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2020年(第10戦終了時点)

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うーん長いw

さて、こうしてデータを眺めてみると、コンストラクターズ4位以内を30年間確保しているあたり流石ですね。

内容を整理するとまず、4位だった年は、

「1992」「1993」「2009」「2014」

ポールボジション、優勝共に0回という年は、

「1991」「1992」「1993」「2014」「2016」

そしてレギュラードライバーがランキング2桁に甘んじた年は、

「1992」「1996」「2014」(長期離脱者は除く)

これらを踏まえて、過去30年間でフェラーリが「どん底」だったといえるのは1992年と2014年というのが分かりました。

1990年〜2019年で「最悪」なのは?

1992年と2014年の記録を比較すると甲乙つけがたい低レベルな争いですが、ドライバーの「格」を比べると雲底の差。

2014年はアロンソライコネンというWチャンピオン、方や1992年は新鋭アレジとこの年から抜擢されたカペリという未勝利コンビ。

だとすれば1992年と2014年を比較するのはフェアではなく、30年間で最悪だったシーズンは2014年といえますが、この年の不振には明確な原因があります。そう、パワーユニット(PU)の導入です。

2009年もそうですが、大幅なレギュレーション変更が行われるとフェラーリは「やらかす」傾向にあるようで、2014年の不振は「最悪」ではあったものの「必然」だったともいえます。(2022年は大丈夫か?)

なので少々強引ですが、個人的には今年と同じく、大きなレギュレーション変更もないのに「やってしまった」1992年を最も深刻なシーズンと認定して、今年のフェラーリと比較していきます。

1992年マシン、フェラーリF92A(F92AT)とは

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比較する前にフェラーリF92Aについて。

前年未勝利に終り、アラン・プロストと決別したフェラーリは新たに待望のイタリア人ドライバー、イワン・カペリを迎え入れ、新エースのアレジと共に巻き返しを誓います。

そんな状況下で登場した意欲作がフェラーリF92Aで、特徴としては

  1. ハイノーズの採用
  2. 先進的なダブルデッキ
  3. ユニークな形状したサイドポンツーンのエントリーダクト

特に②と③はF92Aを語るうえで外せない要素で、「まるでジェット機のよう」「美しき駄馬」などと表現され、多くのファンから愛されています。

余談ですが、近年のF92Aに関する記事を目にした限りでは、シャシーのコンセプト自体は(多々問題があるにせよ)悪くなく、むしろV12エンジンが非力で壊れやすい代物だったみたいですね。

まあ確かに、「ソプラノサウンド」と言われたV12エンジンは美しかったけれど、裏を返せば力強さに欠けるものでもあったなぁ、なんて思い出したり。

そんなF92Aの走行映像はこちら。めっちゃ「暴れ馬」です汗

 


アレジ 1992 オンボード

 

1992年のフェラーリ戦績詳細

  • r.01
  • アレジ 予選5位(+1.722)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選9位(+2.901)  決勝 リタイア
  • r.02
  • アレジ 予選10位(+3.071)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選20位(+3.877)  決勝 リタイア
  • r.03
  • アレジ 予選6位(+2.944)   決勝 4位
  • カペリ 予選11位(+3.597)  決勝 5位
  • r.04
  • アレジ 予選8位(+2.556)   決勝 3位
  • カペリ 予選5位(+2.223)  決勝 10位
  • r.05
  • アレジ 予選7位(+2.128)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選8位(+2.350)  決勝 リタイア
  • r.06
  • アレジ 予選4位(+1.400)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選8位(+2.624)  決勝 リタイア
  • r.07
  • アレジ 予選8位(+2.002)   決勝 3位
  • カペリ 予選9位(+2.522)  決勝 リタイア
  • r.08
  • アレジ 予選6位(+2.254)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選8位(+2.579)  決勝 リタイア
  • r.09
  • アレジ 予選8位(+4.758)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選14位(+5.593)  決勝 9位
  • r.10
  • アレジ 予選5位(+2.999)   決勝 5位
  • カペリ 予選12位(+4.788)  決勝 リタイア
  • r.11
  • アレジ 予選9位(+3.189)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選10位(+3.289)  決勝 6位
  • r.12
  • アレジ 予選5位(+3.893)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選12位(+5.530)  決勝 リタイア
  • r.13
  • アレジ 予選3位(+0.755)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選7位(+0.692)  決勝 リタイア
  • r.14
  • アレジ 予選10位(+3.843)   決勝 リタイア
  • カペリ 予選16位(+4.246)  決勝 リタイア
  • r.15
  • アレジ 予選15位(+5.464)   決勝  5位
  • ラリー二 予選11位(+5.128)   決勝  12位
  • r.16
  • アレジ 予選6位(+2.359)   決勝   4位
  • ラリー二 予選19位(+3.733)   決勝  11位

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特筆すべき点は完走率の低さ。

アレジ&カペリ両ドライバー合わせて

リタイア計20回(!)

もはやカオス。もはやクレイジーです。

その内訳は…

  • カニカルトラブル 11回
  • アクシデントあるいは自責 9回

この内容から「壊れやすい&扱い難い」という代物だったことが伺えます。

速さという点でも、予選4、5列目が指定席。そしてポールポジションからのタイム差+2秒以上は当たり前と、一発の速さが欠けています。当時最強だったウィリアムズFW14Bがかなりの「チートマシン」だったことを加味しても大きいタイム差です。

壊れやすさ、速さの欠如、この2つがF92Aを「美しき駄馬」と印象付けているのだということが分かります。

1992年 VS 2020年

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パフォーマンスの平均値で1992年と今年を比較してみる。

【1992年シーズン 平均スコア】

  • アレジ 予選7.81位(+2.833)   決勝 4位 完走率 37%
  • カペリ 予選10.64位(+3.343)  決勝 7.5位 完走率 28%
  • ラリー二 予選15位(+4.430)決勝 11.5位 完走率 100%

前項で1992年の完走率の低さ、スピードの欠如について触れましたが、やはり平均値にも現れてます。

ただ、決勝順位になると数字は改善してます。…というよりは、レース全体の完走率が今よりずっと低い時代なので、生き残れば「それなり」の順位に収まることができたということでしょうか。

【2020年シーズン 平均スコア】

※第10戦終了時

  • ルクレール 予選8.7位(+1.261)  決勝 6.9位 完走率 70%
  • ベッテル 予選11.9位(+1.913)   決勝 10.1位 完走率 80%

予選に関しては方式が1992年当時と異なるため、Q3進出時のデータのみを対象としてます。

2020年の方は現代F1らしくラップタイム差が小さく、完走率の高さが印象的ですが、比較対象を順位に向けると、予選・決勝共1992年と同等かそれ以下であることが分かります。

いかに今のフェラーリが「非常事態」なのか、改めて実感するデータとなっています。

結論

過去30年間で最悪と思われる1992年と今年のフェラーリ(10戦終了時)を比較してみた結果、以下のことが分かりました。

  • 予選順位 1992年 > 2020年
  • 決勝順位 1992年 > 2020年
  • 完走率  1992年 < 2020年
  • 表彰台  1992年 2回  = 2020年   2回
  • 入賞回数 1992年 8回 < 2020年 10回

結論から書くと、2020年は1992年よりも悪い状況ではないかとみています。

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この結論を後押しするポイントとして3つ挙げると、

  1. 予選、決勝の平均値で劣る
  2. 両ドライバーとも優勝経験者である
  3. ライバルチームの台頭

まず①については正直「どんぐりの背比べ」ですw 

アレジがルクレールに代ったような状態で、戦績面での孤軍奮闘ぶりも似ています。ただ、順位面での平均スコアで僅かに下回る分、現時点では1992年に軍配が上がります。

次に②ですが、上記でも触れてる通りアレジ&カペリは未勝利コンビ、片やルクレールベッテルは合わせて55勝(!)、ベッテルに至っては4timesチャンピオンです。同じような戦績でも印象的に悪い。

そして最後③は本当に厳しい。

現在コンストラクターズ6位のフェラーリが追いつき、追い越さなければならない存在がマクラーレン、レーシングポイント、ルノーの3チーム。

マクラーレンサインツ&ノリスで上昇気流に乗ってるし、レーシングポイントは何しろ「ピンクメルセデス」なので、中段勢屈指のマシンを手にしてます。何とかルノーを競り落とすことが出来たとしても、ランキング4位以内を確保するには、この2チームのどちらかを負かさないとなりません。

果たして今のフェラーリにそれが可能なのか?

私にはとても厳しいように思えます。

まとめ

ここまで2020年のフェラーリを過去30年間と比較してきました。

残り7戦でランキング4位以内を確保できるか注目ですが、その鍵はベッテルの復調に左右されてるといえそうです。

とはいえ彼の心情として、追い出される形のフェラーリのために、来年移籍するレーシングポイントを負かすようなモチベーションがあるのか?こればかりはわかりません。

もしフェラーリがランキング5位以下に転落するようなら、

1981年以来 39年ぶりだそうです。

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最後に一言。グランプリ出走1000回超え、毎年一喜一憂しながら応援するチームがあるティフォシ達は本当に幸せだなと。ホンダF1撤退の一報を受け、羨ましく思った次第です。

お粗末さまでした。

  

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