華麗に舞うも結果出ず。【キミ ライコネン】
こんにちは。前回イモラに続き、久しぶりの特別開催となったイスタンブール・パーク、F1トルコGPを振り返ります。
イスタンブールといえば、1978年リリースの庄野真代が歌う「飛んでイスタンブール」が真っ先に浮かんでしまう私。
「飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール」
なんのこっちゃ。
ちなみに私はキミと誕生日1日違いの同じ歳で、この時まだ生まれてないです。あしからず。
目次
2020年F1トルコGPを振り返る
予選
キミ・ライコネン:8位
開催前の路面補修にくわえ、低気温で雨まで重なってしまった今回の予選。ドライでもめちゃ滑るのに、レインコンディションだと更にこんな感じに。
壁に刺さらなくてよかった汗
この時ニアミスしたフェルスタッペン。
まさか決勝でも再びとは、この時知る由もなく…
ドリフトを堪能した後のキミさんは「水を得た魚」のごとく躍動、Q1なんと3位で通過!
記念にキャプして家宝へ。
当たり前のようにQ2も突破して、今季初のQ3進出。雨の予選、いい感じです◎
それにしてもQ3いつ以来だろう?
えーと…ググりましょうw
最終的に「ちょい濡れ」インターミディエイトでの走行となったQ3は、ややトーンダウンしたけれど、予選8位と大万歳の結果となりました。
アルファロメオ、前身ザウバーから合わせてチーム500戦目を飾るに相応しい結果に、普段はツンデレを決め込んでる41歳も今回は素直に喜んでいた模様。
そのQ3終了直後の無線を一部抜粋。
WOW!
(ワァオ!)
P8 Kimi,P8
(P8だキミ、P8)
that's not bad at all
(全然悪くない)
not bad at all ,excellent well done
(悪くはない、よく出来た)
AH YEAH
(ああ、そだね)
「チームとしてよい予選結果だったので、喜ぶことができる。キャリアのなかでも一番ひどいコンディションのひとつだったが、それに関して僕らにできることはあまりなかった。僕らはトラックに出てそれに直面しなければならなかった。午前中はとても苦労したが、FP3で走ったことが予選で役立ったと思う。雨がやんでも、トラックはとても滑りやすく、トラック上に留まるのが難しかったが、最終的にコンディションが僕らの有利に働いたと思う。本当に重要なのは明日なので、最善を尽くして結果を待たなくてはならない。グリッド順位をよい結果に変えるチャンスがある」
決勝
キミ・ライコネン:15位
雨の予選がすこぶる良かっただけに、正直かなり楽観視して入賞を期待していた私。やはり浅はかの極みでした。
序盤こそまずまずのポジションをキープしていたキミさんですが、次第に「ちょい濡れ」になっていくにつれて存在感が薄れていきます。
思えば、予選終盤にインターミディエイトでトーンダウンしてしまったように、アルファロメオ勢はフルウェットに「全振り」していたのかもしれません。
唯一の見せ場といえばこのシーンくらい。
フェルスタッペンと華麗なワルツ。
予選でのニアミス再び。
では動きある画でもう一度、どうぞ。
アン♪
ドゥ♪
トロワ♪
キミ先生のお手本に合わせて、マックス君よく出来ました◎
「レースは楽しいどころではなかったが、天候からすると予想していたレースだった。おそらく僕らは、フル・ウェットのレースであればもっとスピードがあっただろう。でもどっちつかずのコンディションは僕らにとって有利にならなかった。タイヤを機能させるのに苦労した。機能しているときも、10周走ればその後は劣化したので、よいリズムに乗るのが難しかった。少なくとも、ライバルに対してチャンピオンシップ・ポイントを失わなかった」
まとめ
予選までは本当に最高の流れで、決勝も「生き残れば上位入賞」と楽観的に観てましたが、やはり勝負事はそう単純にはいかないものです。
まあそれでも今季予選最高だったわけだし、残り3レースでも何かサプライズを起こしてくれる予感が持てたことは何よりです。
レース全体を振り返ると、ハミルトンの「死んだふり」が鮮やかに決まり、圧巻の勝利。7度目のワールドチャンピオンおめでとう。
…思えば2007年、富士スピードウェイへ酷い目に遭いながら現地で観戦した日本GP。
応援していたキミを差し置いて、ハミルトンが優勝した時にはピーな野郎と思ったけど、今こうして7度のチャンピオンになったのを見て「あのとき良いものが観れたんだなぁ」なんて…やっぱ思えないw
すごい映像技術なんだけどさ…
一瞬見ちゃいけないものが見えたと思ったよ。