F1山田さん

詳しくないけどF1好き。キミ・ライコネン、角田裕毅を応援。そのほか雑記もいろいろ書いてるブログです。

ラッセルはボッタスに勝てるのか?

こんにちは。消化試合と化して、スタート時間の遅いナイトレースに萎えていたF1ですが、ハミルトンのコロナウイルス感染で急転直下の事態となりました。

 

彼の代役は、メルセデスリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンではなく、ウイリアムズのジョージ・ラッセル

 

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メルセデス育成のラッセルを起用するのは理にかなってるといえますが、一方でリザーブドライバーってなんだろ?と思わせる事例ですね。バンドーンお疲れさん。

 

さてさて、そんなラッセルが果たしてどんな走りをみせるのか?今からとても楽しみなわけですが、ベンチマークとされるボッタスは負けるわけにはいかないという気持ちでしょう。

ずばりラッセルはボッタスに勝てるのか?

 

結論としては分かりません

 

やってみなくては分かりません。分かりませんが、常識的に考えればボッタスに分があるとみてます。

 

いろいろなデータを見ながらあれこれ想像、予想することはできますので、本番までに存分に楽しみたいと思います。こういう楽しみ方は大好き。

 

ラッセルのF1戦績(対チームメイト)

2019年 VS ロバート・クビサ

  • 予選 21勝0敗
  • 決勝 17勝4敗

2020年 VS ニコラス・ラティフィ

  • 予選 15勝0敗
  • 決勝 9勝6敗

対チームメイトでまだ予選で負けたことがなく、彼の高評価に繋がっている一因でもあるわけですが、そもそも相手がブランク明け&全盛期を過ぎてしまった感のあるクビサと、得体の知れないラティフィというのが何とも香ばしい。

 

予選に比べて荒さが目につく決勝のレース運びはマイナスか。どのみち、このF1キャリアだけで外野から実力を判断するのは難しいといえるのではないでしょうか。速いだろうけど。

 

対ボッタス(プラス要素)

メルセデスでのテスト経験

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昨年のアブダビテストなど、これまでラッセルはメルセデスでのテスト経験が多々あり、完全なポン乗りではない点は大きいです。

あとはW11特有のクセ(なさそうだけどw)、DASの扱いなどを短時間で吸収できるか、フリー走行に注目。

 

サヒールGPのコース

先週のバーレーンGPが行われた通常の「グランプリ トラック」ではなく、「アウター トラック」で行われるサヒールGP。比較的シンプルなレイアウトなだけに、不慣れなマシンを操るにはプラスとなると予想。どうだろうか?

 

もう一つ、メルセデスの最大のライバルであるレッドブル・ホンダが、このようなロングストレートを多く擁するレイアウトを苦手としてきている点もラッセルにとってはプラスになると予想されます。

 

逆をいえばフェルスタッペンにとっては、せっかくのハミルトン不在なのにタイミングが悪いといえなくもありません。私もちょっと残念。

 

ボッタスの調子・メンタル

ここ最近のレースでは良いところなくハミルトンの後塵を拝しているボッタスですが、さらにラッセルに負けては立場がありません。

 

個人的にボッタスは気負うと「やらかす」イメージがあるので、本来の走りができるのか注目です。

 

ハミルトンが脱落したあと自滅した典型例 ↓

 


トト ヴォルフ 机+

 

対ボッタス(マイナス要素)

マシンへの理解度

当然ですがメルセデスW11に対する理解度という点で、アドバンテージは圧倒的にボッタスにあります。ラッセル自身も直近では2019年末にメルセデスをテストしてますが、新しいマシンの特性を短い時間で掴めるか、彼のフィードバック能力が試されそうです。

 

ボッタスは速い

ハミルトンの影に隠れて評価の上がらないボッタスですが、速いドライバーであることは間違いありません。ハミルトンに対し予選で負かせるドライバーなどそう多くいないでしょう。

 

なのでラッセルが予選からボッタスを上回るのは、かなり難しいミッションだといえます。

 

過去の主な「ポン乗り」

1991年イタリアGP ミハエル・シューマッハ

  • ベネトン(→ジョーダン)
  • F1キャリア 1戦
  • ネルソン・ピケ(Wチャンピオン3回)
  • 予選 7位(ピケ 8位)
  • 決勝 5位(ピケ 6位)

 

1993年ポルトガルGP ミカ・ハッキネン

 

2016年スペインGP マックス・フェルスタッペン

 

F1キャリアが浅くトップチームへ移り、チームメイトが優勝経験者という3つの例。もっとあるかもしれないけど思いついたものだけ挙げました。

 

これをみても優勝9回のボッタスと互角以上にやるのは至難の業ということがいえそうです。

 

もっともラッセル自身が、この3人のような器である可能性は否定できないし、そうだったらら面白いという楽しみはあります。どうなるか見てみよう。

 


F1速報 2020年 12/10号 第15戦 バーレーン GP

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まとめ

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ラッセルはボッタスに勝てるのか?という疑問に対して色々と並べてみましたが、やはり結論はやってみないと分からないですね。

 

いまは純粋な速さ以外にも、予選・決勝までにチームと共にマシンを仕上げていく能力みたいなものも問われるので、ラッセルの適応能力にも注目です。

 

個人的にはボッタスに分があるとみながらも、ラッセルが勝てば面白い。むしろ勝って次世代のスター候補に名乗り出てほしい、と思ってます。

 

シューマッハハッキネン、そしてフェルスタッペンに続くサプライズを起こせるか?今週末はラッセルに注目です。

 

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