【F1】スバル・コロー二・レーシング-思い出のF1 vol.02-
こんにちは。ぬま(@numabito2020)です。
今回の「思い出のF1」も、旧ブログ記事をリライトして復刻させたものになります。第1回は伝説の迷車ライフL190だったわけですが、第2回はそれに勝るとも劣らないマシン、というかエンジンを紹介します。
ライフL190と並び1990年を代表する伝説のマシン…
コロー二C3B
スバルの“十八番”である水平対向エンジン「スバル・モトーリ・モデルニ1235」を搭載した当マシンは、1度も予備予選を通過出来ないという負のインパクトだけを残し、僅か8戦でスバルは撤退してしまいます。その後、コスワースDFRエンジンを搭載し「C3C」と改めてシーズンを戦うと予備予選を4度目突破してみせます。こうしてみると「やっぱりスバルが駄目だった」と言われてしまいそうですが全くその通りで、搭載を見送る決断をしたミナルディの判断は「正しかった」と証明されたのです。
果敢に低重心を追求した挑戦は、あえなく大失敗に終わったわけですが、そもそも水平対向エンジンは低重心、低振動というメリットとは裏腹に、横方向の面積が広く空力面で不利、そして縦方向の面積が今度は狭いためにシャシー剛性に不利、といったF1マシンにとって致命的なデメリットが存在していたわけで、この惨状も必然だったといえます。
スバル・モトーリ・モデルニ1235
- 水平対向12気筒DOHC
- 排気量:3,497cc
- 最高回転:13,000rpm
- 最高出力:600馬力以上
【特徴】
- 低重心、低振動
- 横面積大、縦面積小
- やたら重い
失敗に終わったとはいえ、現代F1が失いつつある創造性、意外性が集約されたエンジンではないでしょうか?
「水平対向スバル+12気筒=無敵」
少し考えればんなわけないのは明確ですが、当時はこの様な自由な発想が出来て実現した、そんな素敵な時代だったわけです。
ちなみに、散々スバルをdisってしまった格好の私ですが、何を隠そうスバリストなんです。良さを理解してるうえでの愛情表現?みたいなものとご了承下さいませ。
- 旧ブログ記事(2006 12.8)より編集 -
<復刻版>F1 (エフワン) 速報 1990 総集編 (F1速報)
※当ブログは、PCを所有していない情弱な者がスマホから執筆、編集をしています。「PCモード」でデザイン構築、リンク埋め込み等など行い、なるべくPC作業同様のレベルを目指しています。まだまだ勉強中で、何かと不手際な点があるかと思いますが、「気づき」があった時点で都度改善していきます。