度重なるアクシデントで存在感示せず【キミ・ライコネン #328】
こんにちは。早いもので2020年F1も残り3レース。ここから怒涛の3週連続開催です。
毎週F1が観られるのは最高に嬉しいんだけど、ナイトレースだと結局スタート時間が遅くてリアルタイム視聴は無理ゲーなんですよね。。
まあまあ、こんな極東まで配信してくれる環境があることに感謝して、見逃し配信で今回もキミさんをフォローしていきます。
2020F1バーレーンGPを振り返る
予選
キミ・ライコネン:17位
フリー走行から「決まってない」感のあったキミさん、ていうかアルファロメオ、ていうかフェラーリPU勢。
予選でもなかなか脱落圏内を抜け出すことができず、迎えた最終アタック。そこは男キミ=マティアス・ライコネン、やってくれました!
アタック失敗
Q1ノックアウトお約束の光景
キミ:(早退♪ 早退♪)
マーク:(フィジカル追加な)
予選後のコメント:
「週末のこれまでのセッションに比べると、マシンは一歩前進したように感じる。以前よりも感触がよくなったが、それでも難しいセッションで、Q1で脱落したのは理想的ではなかった。これが現実なので、明日僕らに何ができるか様子を見よう。これまでのところ、僕らはレースの方がよいので、順位をいくつか上げたい」
決勝
キミ・ライコネン:15位
厳しい予選のあとの決勝はどうしても厳しいものになりがちですが、今回はその最たるものに近かったといえます。
グロージャンの恐ろしい事故の側で、じつはキミさんも危ないシーンを迎えていたのを覚えているでしょうか?
きっかけは前方の3ワイド
たまらず回避行動をとるRAIさん
ただでもダーティな路面なのにランオフエリアなんてカオスです。
みよ!真っ白になったフロントタイヤを。鬼のようなカウンターステアで巧みにコントロール(汗)
壁近っ!!あぶなかった!!
ほんとこの人の「ランオフエリア捌き」は天下一品。もしランオフエリアだけでレースしたらタイトル取れると本気で思ってます。
このアクシデントでフロアを痛めたキミさん、2回目のスタート後もフロントウイングにダメージ負うなど散々な内容に終始しました。
ジョビナッツィと同士討ち
あうちっ!
決勝後のコメント:
「みんなも言っているように、ロマン(・グロージャン)が無事で良かった。最近では、誰も見たことのないようなクラッシュで、彼が自力で脱出できたのは不幸中の幸いだった。
それでもレースが再開されれば、クルマに乗っている者たちは、またレースに集中するしかない。残念なことに、僕のレースは早い段階で損なわれた。2度のスタートで、2回ともクルマにダメージを負ったからだ。最初のスタートではフロアを打ち、さらにフロントウイングを壊され、2回目のスタートでは右側のフロアを傷めて、パフォーマンスに大きな影響があった。
ピットストップ直後の数周は速いのに、ダメージのおかげですぐにペースが落ちてしまったんだ。グリッドに向かう時のクルマのフィーリングは良かった。だが、そのポテンシャルを発揮できずに終わって残念だ。」
まとめ
今回はマシン特性的に入賞は難しいミッションだったといえます。ただそれでも、せっかくキミ・ライコネンを擁しているわけだから、チーム側には戦略的にもっと「チャレンジ」してもらいたいな、といつも感じています。
具体的には今回のガスリーのようなギャンブルです。とくに苦戦を強いられそうな場面では積極的にチャレンジしてもらいたい。
結果は伴わなかったけど、今年のモンツァなどは良いチャレンジをしたわけだから、今後も出来るはずです。
もう一つ、グロージャンの事故について触れておきます。
原因はよく分からんですが、彼が無事に生還してくれたことがまず何よりです。
私はヘイローの外観が好きになれず、否定的な感情を抱いていたのは秘密ではありません。今回の件で、これは恥じるべきことだと痛感させられました。
あのガードレールのもげ方は、過去のF1レース映像でみたことのある悲惨な事故そのものでした。
いかに今のF1マシンが安全であるかということが証明されて、いまはヘイロー装着に納得しかありません。
少しまとめが長くなりましたが、どうしてもそれだけでは書きとめておきたくて追記しました。
最後に。オンボード映像でヘイローのところに情報表示しているのが好きではないのですが、私だけでしょうか?どうしても「ゲーム感」が出てしまって好きじゃないんですよね〜